水力発電事業で国内初となるISO 55001(アセットマネジメントに関する国際規格)の認証を取得[株式会社工営エナジー及び新曽木水力発電株式会社]
2016年03月24日
新曽木発電所(鹿児島県伊佐市)は、2013年4月に、日本工営株式会社、新曽木水力発電株式会社、伊佐市の3者で運営を開始しました。2015年1月には、再生可能エネルギー開発のさらなる展開を図るため、当社が設立され、小水力発電事業の運営を行っております。
今回、当社の水力発電事業に関わるアセットマネジメントシステムが、株式会社日本環境認証機構(JACO)よりISO 55001の認証を取得いたしました。これは、水力発電事業での認証取得第一号となります。
水力発電事業には、再生可能エネルギー事業における発電の効率化、設備の維持管理を通じた電力の安定供給、発電箇所の地域状況との調和、ライフサイクルコストの最小化等が期待されています。今回、ISO 55001の認証を取得したアセットマネジメントシステムは、日本工営グループの知見を活かしたリスクマトリックスを活用した対応基準とプロセスの明確化、管理の効率化と高度化に向けたモニタリングシステムと状態評価指標の考え方が運用状況を通じて継続的に改善される仕組み、再生可能エネルギーの啓発活動および地域学習型観光の取組みによる地域と連携した活動目標設定等が評価されました。
本認証を受けたことにより、水力発電事業で蓄積したアセットマネジメントシステムの構築・運用に関する各種ノウハウが、今後の事業拡大に寄与するものと考えております。また、国内外で増加するPPP案件に対する競争力の確保にも繋げていく方針です。